【無限大Ananta】決算まとめ「競合」作品に対する勝ち筋と今後のゲームショウ一覧など

日本時間5月21日午後9時よりNeteaseの第1四半期決算説明会があり、今回も質疑応答では無限大Anantaについての質問が複数寄せられていました。

決算報告はNetEaseのCEOである丁磊氏、グループ執行副社長の胡志鵬氏、CFOの莫斌氏、グループ副社長の龐大志氏、その他同社の幹部が出席。

ちなみに、当サイトで毎回取り上げる「質疑応答」は後半30分ほどで、複数の機関投資家からの質問に答える形式で進行します。

前半30分ほどは、説明会の数時間前に発表されている決算のスライドを読み上げるだけなので、基本的に新しい情報はありません。本当に重要な情報(かつ投資家が知りたい情報)は、質疑応答コーナーで引き出されます。

目次

無限大Anantaと競合タイトルについて

全体として市場予想を上回った今回のNeteaseの決算。

ゴールドマンサックスの担当者から、無限大Anantaについての質問がありました

2つ目の質問は『無限大Ananta』に関するものです。

オープンワールドジャンル、特にサブカルチャーやライフシミュレーションのカテゴリーにおいて、NetEaseがどのような競争戦略を掲げているのかを教えてください。

最近、いくつかの競合他社が『無限大Ananta』と似たような新作タイトルをリリースした、あるいはリリースする予定であり、年末(11月19日)には『GTA6』のような潜在的な大作タイトルも控えています。

NetEaseでは『無限大Ananta』を通して市場を成功裏に突破し、さらなるユーザー成長を確保するために、どのように準備を進めているか、関氏 (NetEase経営陣) のご見解を共有していただければ幸いです。

無限大Anantaと似たような新作タイトルということで、やはりNTEの存在は投資家目線でも気がかりなようです。

それについての回答は以下の通りです。

現在、都市型オープンワールド市場はユーザーの選択を非常に包容力を持って受け入れており、市場の拡大余地も豊富です。別の角度から見れば、これはこのジャンルの品質の上限が非常に高く、ユーザーの需要が非常に旺盛であることを裏付けています。

業界の競争は、「相手が死んでこそ自分が生き残る」というゼロサムゲームではありません。優れた製品は、固定された市場シェアを巡って争うのではなく、市場全体のパイを拡大させます。

実際、私たちは『無限大Ananta』の明確なポジショニングを見極める必要があります。『無限大Ananta』が選んだ方向性は「都市型オープンワールド」です。このIPが持つ独自の形態、物語構造、そして都市生活プレイの側面は、伝統的なオープンワールドRPGや一般的なサブカルチャーアクションゲームとは、世代の違いほどの明確な区別があります。私たちが作り出しているのは、既存のゲームのコピーではなく、現代都市という舞台の上で「生活体験」を核心的な原動力とするオープンワールド作品です。

このジャンルの参入障壁は、単にマップの大きさや戦闘の華やかさにあるのではありません。プレイヤーがこの世界で「真に生きることができるか」にかかっています。ショッピング、社交活動、探検、経営など、都市的な感覚が極大化された体験設計こそが、私たちの核心的な差別化要素です。

現在、開発チームは製品のコンテンツ品質を高めることに全力を注いでいます。私たちは、高品質で革新的な製品には常に強力な市場機会が存在すると信じています。結局のところ、製品の成否を決定づけるのは、リリース時期や競合作の数といった外的要因ではありません。製品がユーザーに「どれほどユニークで卓越した体験を提供できるか」が核心です。だからこそ、私たちは急いで平凡な作品をリリースするよりも、品質を完璧に高めるために十分な時間を投資したいと考えています。

最後に最も重要な点は、私たちが『無限大Ananta』を伝統的な意味でのサブカルチャーゲームという枠に閉じ込めないということです。私たちは、都市型オープンワールドという枠組みの中で、ジャンル的な突破口を切り開きたいと考えており、仮想都市での自由な生活に魅力を感じるすべてのユーザーをターゲットとしています。これは、私たちのアートスタイル、物語のトーン、ゲームデザインが特定のカテゴリーに縛られることなく、より広いプレイヤーに向けて設計されていることです。

要約すると、「都市型オープンワールド」という独自のポジショニング、コンテンツ品質への極限の追求、そしてターゲットユーザー層に制限を設けない広い視野こそが、『無限大Ananta』が市場を突破するための核心的な武器です。

競争が非常に激しいことは承知していますが、私たちは自ら選んだ方向性に確固たる自信を持っています。

要約すると、

  • 都市型オープンワールド市場には拡大余地がある
  • 競合を倒すのではなく、そこに無限大Anantaが加わることで市場自体が拡大する
  • 無限大Anantaは都市生活体験を主としており、その点の充実度こそが差別化要素である
  • 現在チームはコンテンツ品質を高めることに注力している。
  • 無限大Anantaは新たなジャンルを切り開く

ということのようです。

具体的なリリース時期などの情報が無いのは残念ですが、そもそも質問に無いので当然かもしれません。

開発チームが考えていることとは

「チームはコンテンツ品質を高めることに注力している」という文言は昨年から言われており、正直なところ聞き飽きたような印象があります。

昨年8月決算での質疑応答

無限大Anantaの開発チームでは何が起きているのでしょうか。

昨年9月の東京ゲームショウの際、プロデューサーのAsh氏は韓国メディアに対し「近いうちにテストも進める計画」と話していました。

また、その後の2025年11月決算でも、テストの実施について言及。

無限大Anantaは今年1月に中国でオンラインテストを行っていますが、こちらは中国限定の機密保持契約ありのテストであり、韓国メディアへのインタビュー時に想定していた形式とは異なります。

また、こちらのインタビューでは「多分そんなに長くはかからない」としていましたが、決算以外での公式の発表はTGS以降特になにもありません。

これらをふまえると、さすがに現状の開発状況は当時予定していたものとは異なると考えた方がよいでしょう。

憶測ですが、TGS当時はまだNTEよりも先にリリースできる可能性も捨てていなかったのかもしれません。

今後の無限大Anantaについて

今後の無限大Anantaの情報については、基本的には8月の第2四半期決算が有力だと考えられますが、ほかにもゲームショウで何かしらの発表がある可能性はあります。

Summer Game Fest 2026

ロサンゼルス、6月6日〜10日
世界最大級の新作発表の場として、トレイラーの公開などが多数

Bilibili World 2026

中国・上海、7月10日〜12日
昨年はアズールプロミリアの試遊が初めて行われた

ChinaJoy 2026

中国・上海、7月31日〜8月3日
昨年は絶暁の試遊が行われた

gamescom 2026

ドイツ・ケルン、8月26日〜30日
欧州最大のゲームショウ

東京ゲームショウ2026

幕張メッセ、9月17日〜21日
昨年は無限大AnantaのPV公開・試遊

  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次