2月11日に、NetEaseの第四四半期決算が発表され、質疑応答の中で無限大Anantaについての言及がありました。

今回の決算では、無限大Anantaが今年リリース予定であることや、「NetEase史上最大の売り上げ」とも予想されていることから、投資家からの注目も熱く、質問があるのは確実だろうとお伝えしていました。

クローズドベータを行っていた
昨年末、中国版TapTapで「NetEaseが開発中のオープンワールド」の機密保持契約ありのテストが募集されており、これが無限大Anantaではないかということが話題になっていました。

そんな中、今回の第四四半期決算にて、無限大Anantaがクローズドベータテストを行っていたことが判明。
前述のテストはやはり無限大Anantaだったようです。

オンラインで実施された第四四半期決算説明会の電話会議では、イギリスのメガバンク、HSBCの担当者から無限大Anantaに関する質問が。
データ・フィードバック共に期待通りの結果を達成したとして、満足のいく内容だったことを強調したうえで、予定通り今年中のリリースを目指していることを明らかにしました。
なお、ここでは省略されているものの質問には「発売まで何ヶ月かかるか」ということが含まれていましたが、これについては触れられませんでした。
無限大Ananta公式Discord
無限大Anantaにはグローバル版・日本版の公式Discordがあります。
2026年1月には日本版Discordでアンケートの案内があり、「オフラインインタビュー」も実施されるということで、その時から既に何かを準備しているような雰囲気がありました。

また、2024年の12月には「無限大Ananta先導チーム」という募集も実施。
「ベータテストを行う際に当選確率が高くなる」という内容でしたが、その後1年以上ベータテストの案内はなく、忘れ去られている状況。
このことからも、2025年1月に中国で行われたオフラインテスト以降、内部では大きな方向転換があったのは間違いないと考えており、実際にPVではかなり「GTAライク」な方向にシフトしているのが分かります。

本当に2026年中にリリースされるのかという議論について
ネット上では、2026年内のリリースについて懐疑的な意見が多数散見されますが、現段階で今年中のリリース予定について、過度に心配する必要は無いと考えられます。
大規模な開発チーム
昨年の株式市場はAIがメインテーマとなり、大規模な設備投資や将来への期待が織り込まれる形に。
一方で労働力の代替が進み、ゲーム業界に限らず大手企業でも軒並みレイオフ(一時解雇)が行われました。
そんな中、無限大Anantaは時代に逆らうように開発チームを拡大。
2025年9月の東京ゲームショウ時点での開発人数は700~800人程度と、開発の中盤としては異例の規模感となっており、現在でも継続的に人員の募集が続けられています。

参考までに、リリース直前の原神の開発チームが500人程度、同じく鳴潮の開発も500人程度であり、Cyberpunk 2077でも最大で450人程度。
大規模な開発チームはある意味NetEaseの「焦り」の現れでもあり、延期した場合の人件費も莫大なものになる博打のような進め方でもあります。
リリース目標が維持され続けている
2025年9月の東京ゲームショウの際、ファミ通の特集で無限大Anantaのリリース予定が2026年と記載されていました。

少なくともその頃から2026年という目標がチームで定められており、11月の決算、今年2月の決算に至るまで維持され続けているのは、プロジェクトの進行が順調であることの証と言えます。
具体的な時期に触れない理由
実際に2026年のいつ頃リリースするのかという点に触れないことから「開発が遅れているのではないか」という声もありますが、どうなのでしょうか。
NetEaseはNASDAQと香港証券取引所の二か所に上場する企業です。
各国いずれの取引所でも投資判断に重要な影響を与える情報について公開義務があるものの、香港証券取引所の上場規則・先物条例は特に厳しい面があります。
詳細な時期に言及してしまうと、無限大Anantaの売り上げは当該四半期のコンセンサスとして織り込まれることになり、「リリース予定を変更することが決定した場合」や「延期の噂や憶測が流れ、それが正確である場合」に四半期決算を待たず即時公開する義務を負う可能性があります。
具体的な時期について触れないのはこういったリスクを避けるためでもあり、「開発が遅れているから」というわけではありません。
前述の「リリースまで何か月かかるか」という質問はイジワルな質問でもあり、だからこそ触れることを避けたという訳です。
ライバルの動きも注目
一方、同じアニメ調の都市型タイトルとして無限大Anantaの最大のライバルともいえるNeverness to Evernessは、2026年2月6日からクローズドβテストを開催。
2024年の本国βテストや、2025年のグローバルβテストに続き、テストの回数を重ねており、4月29日に正式サービスを開始することが決定しました。

更に、2月4日にはGTA6を開発中のテイクツー・インタラクティブの2026年第3四半期決算もあり、グランド・セフト・オートVIのリリースが予定通り2026年11月19日となることが判明。
2026年夏からリリースに向けたマーケティングが行われるということで、無限大Anantaの置かれる状況は厳しいものとなっています。
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